親などが亡くなった場合には、配偶者や子供などに遺産の相続権が与えられます。誰がどの遺産を引き継ぐかなどは遺産分割協議によって決めるのですが、稀に、その協議が成立する前に相続人の一人が亡くなってしまうこともあります。もしそうなってしまった場合には、その遺産分割協議中に亡くなった相続人の法定相続人に遺産を引き継ぐ権利が移ります。
例えば両親と男兄弟が二人で、さらに兄弟の長男に配偶者と子供が二人いるケースでは、父親が亡くなると配偶者である母親と長男・次男に遺産を引き継ぐ権利が与えられます。しかしその遺産分割協議が成立する前に長男が亡くなってしまった場合は、長男に発生した父親の遺産の引き継ぐ権利が、長男の配偶者と子供二人に移されます。これを数次相続といいます。
この場合、長男は父親の遺産の四分の一を引き継ぐ権利が発生していますので、長男の配偶者は八分の一の遺産を引き継ぎ、子供二人はそれぞれ十六分の一ずつを引き継ぐことになります。
- 遺言執行者とは
■遺言執行者とは 遺言とは、生前に被相続人が残していた意思表示のこ...
- 任意後見監督人はど...
成年後見制度は、大きく法定後見制度と任意後見制度に分けることがで...
- 土地の相続放棄
自分の親の死亡により相続が発生した場合、他に金銭になる財産がなく、...
- 相続人がいない場合
遺産を引き継ぐことが出来る人は、民法によって決められています。配偶...
- 成年後見人の監督人とは
家庭裁判所は、必要があると認めるときは、被後見人やその親族、後見人...
- 自筆証書遺言の書き方
自筆証書遺言の書き方は主に民法968条によります。民法968条1項...
- ふじみ野市の成年後...
成年後見制度とは、認知症、知的障害、発達障害、精神障害などによって...
- 遺言書の保管方法
遺言書を作成した場合、その遺言書の保管方法には万全の注意を払う必要...
- 任意後見制度とは
任意後見制度とは、成年後見制度の一つで、本人に十分な判断能力がある...
司法書士みちのく事務所(埼玉県所沢市/狭山市、入間市、東村山市、清瀬市)|相続人死亡時の遺産分割(数時相続)